
レジでクレジットカードを使うとき、何て言えばいいの?
こんな疑問を解決するために、わかりやすく記事を書きました。執筆は相談実績16年以上の現役ファイナンシャルプランナー(FP)が担当しています。



「タッチで」「カードで」など曖昧な言い方をすると、店員が困惑するかもしれません。
この記事では、クレジットカード払いをレジでスムーズに伝えるための適切なフレーズや、タッチ決済の正しい言い方、店舗ごとの対応の違いについて解説します。
適切な言い方を知っておけば、毎回の会計が円滑になり、店員とのやり取りもストレスフリーに!
相手を気遣いながら、スマートに支払うためのポイントを押さえましょう。
レジでクレジットカード支払いする時の言い方はコレで決まり





まず、レジでの適切なクレジットカード決済の伝え方について詳しく解説します。
「クレジットカードでお願いします」が基本
クレジットカードで支払う際の基本のフレーズは、「クレジットカードでお願いします」です。
この一言を伝えれば、店員がクレジットカード決済を受け付ける準備をしてくれますよ。
例えば、カードリーダーを操作したり、ICチップを挿入するよう指示してくれたり。あなたは、スムーズに支払いを進められます。
「カードでお願いします」だけでは、デビットカードや電子マネーと誤解されるかもしれません。省略せずに、「クレジットカード」とハッキリ言うのがポイントです。


レジでタッチ決済を利用するときの言い方
最近はVisaの「タッチ決済」やMastercardの「コンタクトレス決済」など、カードをかざすだけで支払える仕組みが普及してきました。
しかし、「タッチでお願いします」と伝えるだけでは、店員がスマホ決済(Suica・PayPayなど)と勘違いする可能性も否めません。



タッチ決済を利用する際は、次の言い方がオススメです。
✅ 「クレジットカードのタッチ決済でお願いします」
✅ 「クレジットカードのコンタクトレス決済でお願いします」
店舗や端末によって対応が違うから要注意
クレジットカード決済の方法は、店舗や端末の種類によって異なります。
例えば…
- ICチップ対応の端末では、カードを差し込む必要がある
- 磁気ストライプ対応の店舗では、スワイプする必要がある
- タッチ決済が非対応の店舗では、通常のクレジット決済を利用するしかない
店舗によっては「タッチ決済が利用できない」場合もあるので、レジで支払う前に確認するのがベター。



初めて行くお店なら、「クレジットカードのタッチ決済は使えますか?」と支払い前に確認しておくと安心です。
クレジットカードでスムーズに支払うためには、レジでの言い方が重要。
1)基本の言い方:「クレジットカードでお願いします」
2)タッチ決済を使う場合:「クレジットカードのタッチ決済でお願いします」
3)店舗によって対応が違うため、事前確認も大切
3つのポイントを押さえておけば、レジでのクレジットカード決済がスムーズに進みます。
的確な言い方をマスターして、快適なキャッシュレス生活を送りましょう!


クレジットカード支払いをレジでハッキリ伝えるべき理由





ここでは、レジでハッキリと支払い方法を伝える重要性と、スムーズな決済のためのポイントをご紹介します。
無言は最悪。店員が決済方法を操作できない
何も言わずにクレジットカードを差し出されても、レジの店員さんは どの決済方法を希望しているのかわかりません。
たとえば クレジットカードとデビッドカードは似ているので、咄嗟に見分けがつかないもの。



混雑したレジでは、店員さんが「クレジットカードですか?」と確認する手間が増え、後ろに並んでいる人に迷惑をかけるでしょう。
スムーズな決済のためにも、「クレジットカードでお願いします」と言葉にして伝えることが重要です。


タッチ決済の機能をオフにしている店舗もある
タッチ決済に慣れてくると、レジの決済端末に いきなりクレジットカードをかざす人もいます。



タッチ決済は便利だから当然でしょ。何がダメなの?
実は、店舗によってはタッチ決済の機能をオフにしていることも…。



「クレジットカードのタッチ決済でお願いします」と伝えることで、店員さんがタッチ機能をオンにしてくれますよ。
決済方法が多様化しているので、端末の操作も複雑。勝手な思い込みは禁物です。


レジでスムーズに支払いを済ませる方法
クレジットカード決済をストレスフリーに行うために、レジの3歩手前で 以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 支払い方法をはっきり伝える
- 「クレジットカードでお願いします」
- 「クレジットカードのタッチ決済でお願いします」
- カードの出し方も工夫する
- ICチップを挿入するタイプなら、カードを自分で挿入する準備をする
- タッチ決済なら、カードをすぐにかざせる状態にしておく
- 混雑時は事前に準備を整える
- お会計の金額が出る前に財布からカードを出しておく
- スマホ決済と間違われないように、カードを明確に提示する



店員さんとのやりとりがスムーズになれば、支払いの時間を短縮できるね。
クレジットカードは便利なものだからこそ、レジでの言い方にも気を配って、快適なショッピングを楽しんでください。


レジで接客する時の適切な言葉遣いとマナー


レジでの接客は、お客様にとって店舗の印象を左右する重要なポイントです。
言葉遣いやマナーが適切でないと、失礼な印象を与えたり、クレームの原因になったりするかもしれません。



ここでは、レジでの正しい言葉遣いや、より丁寧な接客をするためのポイントを解説します。
「〇〇円になります」は誤った表現
レジで会計時に、「〇〇円になります」と伝えていませんか? 実はこの表現は誤りなんです。
「〇〇円になります」というフレーズは、日本語として不自然で、敬語としても不適切。
正しくは…
✅ 「〇〇円でございます」
✅ 「お会計は〇〇円でございます」



たしかに「〇〇円になります」という言い方、ずっと違和感があったのよね。
正しい敬語を使えば、お客様に もっと丁寧な印象を与えられますよ。


正しいフレーズでお金を受け取ろう
お客様から現金やカードを受け取る際のフレーズも重要。
例えば、現金で支払いを受けるとき、次のような言い方が適切です。
✅ 「〇〇円、お預かりいたします」(お釣りがある場合)
✅ 「ちょうどいただきます」(ぴったり支払われた場合)
クレジットカード決済の場合は…
✅ 「クレジットカードをお預かりいたします」(スワイプや挿入が必要な場合)
✅ 「タッチ決済ですね、どうぞこちらにかざしてください」(お客様がタッチ決済を希望する場合)
と伝えましょう。



とくにクレジットカードは、支払い方法をきちんと確認し、正確にご案内できるといいですね。


「丁寧な接客だな」と感じてもらえるポイント
より丁寧な接客を目指すなら、言葉遣いだけでなく、つぎのポイントを意識しましょう。
✅ 笑顔で接客する
無表情で対応すると、お客様に冷たい印象を与えてしまいます。笑顔で対応することで、親しみやすく、心地よい接客になります。
✅ お客様の目を見て話す
下を向いて話すのではなく、お客様の目を見て丁寧に対応することで、信頼感が増します。
✅ お釣りやレシートを丁寧に渡す
お釣りやレシートは、片手で雑に渡すのではなく、両手で丁寧に渡すのが理想的です。
✅ お見送りの言葉を添える
会計が終わった後、「ありがとうございます」「またお越しくださいませ」と一言添えることで、より良い印象を与えられます。
- 「〇〇円になります」は誤った表現 → 正しくは「〇〇円でございます」
- お金やカードを受け取る際の正しい言葉遣いを使う → 「お預かりいたします」「ちょうどいただきます」
- 丁寧な接客のポイントを意識する → 笑顔・目を見て話す・お釣りを丁寧に渡す



レジでの言葉遣いやマナーで、お店の印象がまったく変わるものよね。
これらを実践することで、お客様に「丁寧で気持ちの良い接客だった」と感じてもらえます。レジ業務を行う際は、ぜひ意識してみてください!


まとめ:レジでの言い方を覚えて、クレジットカード決済を快適に
レジでクレジットカード支払いする際、 適切な言い方を知っておくと 店員さんとのやり取りがスムーズになります。
「クレジットカードでお願いします」や「タッチ決済でお願いします」など、状況に応じたフレーズを使い分けましょう。
スマートな支払いができれば 時間のロスも減り、快適なキャッシュレス生活を楽しめるはず。今日から習慣にしてみませんか?



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【執筆者:内田 正雄(Uchida Masao)】
ファイナンシャルプランナー(FP)|住宅ローンアドバイザー|宅建士(資格者)|証券外務員一種
タヌキと出会うのが珍しくない、のんびりした郊外に住む ファイナンシャルプランナー(FP)。横浜国立大学を卒業後、ミサワホームに入社。マイホーム取得という大きな買い物をサポートするためにFP資格を取得。ライフプランを作る重要性に目覚め、住宅ローンの有料相談を展開する保険代理店などで多くの経験を積んだ。豊かなライフスタイルにつながる情報を発信中。