
「レシートってそのまま捨てて大丈夫?」
こんな疑問を解決するために、わかりやすく記事を書きました。執筆は相談実績16年以上の現役ファイナンシャルプランナー(FP)が担当しています。



意外と知られていませんが、レシートの捨て方には注意が必要です。
この記事では、安全なレシートの処分方法や、お得に活用する方法を詳しく解説していきます。さらに、家計管理に役立つ活用術や、捨てる前にチェックすべきポイントも紹介。
レシートを正しく捨てることで、個人情報の漏えいリスクを減らし、家計を見直すきっかけにもなりますよ。
「ただ捨てるだけ」はもう卒業!レシートの賢い活用法を一緒に学びましょう。
レシートの捨て方はコレで決まり!安全&スッキリ処分する方法


買い物をすると必ずもらうレシート。
家計管理に使うもの以外はすぐに捨てたいですが、「個人情報の流出が心配」「そのまま捨てるのは不安」と感じる方も多いでしょう。
そこで今回は、簡単&安全にレシートを処分する方法をご紹介します!
1. 水で濡らして絞る



レシートの印字部分は、感熱紙という特殊な紙を使用しています。実は、水に濡れると文字が消えやすいんです!
やり方
- レシートを水で湿らせる
- 数秒おいてから指でこする
- 文字が消えたら、ギュッと絞って捨てる
これなら個人情報を守りながら、簡単に処分できますよ。
2. シールはがし液・除光液を垂らす



さらにしっかり印字を消したい場合は、シールはがし液や除光液(アセトン)を使いましょう。
やり方
- コットンやティッシュにシールはがし液(または除光液)を含ませる
- レシートの印字部分を軽くこする
- インクが消えたら処分
印刷された文字がしっかり消えるので、ゴミに出しても安心です!
3. レシートで鏡を拭けばピカピカに



捨てる前にちょっとした掃除に活用するのもおすすめ。レシートは意外とツルツルしていて、鏡やガラスの汚れを落とすのに適しています。
やり方
- レシートをくしゃくしゃに丸める
- 鏡や窓ガラスのくもりや水垢を拭く
- 汚れが取れたらそのまま捨てる
一石二鳥でスッキリ!
4. レシートはリサイクルに適さない



「紙だから資源ごみに出せるのでは?」と思うかもしれませんが、実はレシートのほとんどはリサイクルに向いていません。
その理由は、感熱紙に使われる化学薬品がリサイクル工程の邪魔になるため。
多くの自治体では「燃えるごみ」として捨てるよう推奨されています。
ご自宅の地域のゴミ分別ルールを確認し、適切に処分しましょう!
本章のまとめ:レシートを安全&簡単に捨てよう!
レシートはそのまま捨てるのではなく、ちょっと工夫することで安全&便利に処分できます。
✅ 個人情報が気になるなら → 水や除光液で印字を消す
✅ 捨てる前に活用したいなら → 鏡やガラスを拭く
✅ リサイクルには適さないため → 燃えるゴミへ



ちょっとした工夫で、レシート処分もスムーズに!ぜひ試してみてくださいね。
レシートの捨て方を間違えると何が危ない?


日常の買い物で当たり前にもらうレシート。何気なく捨ててしまうことが多いですが、実は捨て方を間違えると個人情報の流出や犯罪リスクが高まる可能性があります。
そこで今回は、「レシートの捨て方で注意すべきポイント」を詳しく解説します。
1. 溜まったレシートをまとめて捨てるのは最悪!



レシートを財布やポケットに溜め込み、まとめて捨てる人も多いのではないでしょうか? しかし、この習慣は危険です。
なぜなら、まとめて捨てることで以下の情報が一度に漏れてしまうからです。
✅ どこで買い物をしているか(行動パターン)
✅ どんな商品を買っているか(生活スタイル)
✅ クレジットカードの下4桁が載っている場合も
例えば、同じスーパーやコンビニのレシートがまとまって捨てられていると、自宅の近所に住んでいる可能性が高いと推測されるかもしれません。
さらに、購入した商品が日用品ばかりなら「この家には女性が住んでいるのでは?」と狙われるリスクも。
レシートはこまめに捨てることが大切です!
2. 帰宅時間がわかって空き巣に狙われやすい
レシートには、買い物をした時間がしっかり記載されています。



もし誰かにレシートを拾われた場合、以下のことが推測される可能性があります。
✅ 仕事帰りに立ち寄るスーパーが決まっている → 帰宅時間の予測ができる
✅ 夜遅くにコンビニで買い物 → ひとり暮らしの可能性が高い
✅ 毎週決まった曜日・時間に外出する習慣がある
つまり、空き巣にとっては「この家は〇曜日の〇時には人がいない」と知る手がかりになってしまうのです。
特に同じ時間帯に買い物をすることが多い人は注意!
レシートを捨てる際は、購入時間を見えにくくする、印字を消すなどの工夫をしましょう。
3. ATMの明細票は残高を知られて危険!





レシートと同じ感覚でATMの明細票を捨てていませんか?これは大きな危険を伴います。
ATMの明細票には、以下の重要な情報が記載されています。
✅ 口座残高
✅ 取引日時と取引内容(入金・出金など)
✅ 取引した銀行や支店名
もしATMの明細票をゴミ箱に捨て、それを悪意のある第三者に拾われた場合、口座の残高や金融状況が知られてしまうリスクがあるので要注意。
特に、高額な残高が記載されていると「この人はお金を持っている」と思われ、詐欺や窃盗のターゲットにされる可能性も。
ATMの明細票を処分する際は、以下のポイントを守りましょう。
✅ 破って捨てる(シュレッダーがあれば尚良し)
✅ 感熱紙なので水で濡らして文字を消す
✅ 持ち帰って自宅で適切に処分する
本章のまとめ:レシートの捨て方に気をつけよう!
何気なく捨ててしまいがちなレシートですが、そこには思わぬリスクが潜んでいます。
✅ まとめて捨てると、生活パターンがバレる
✅ 買い物時間から帰宅時間が推測され、空き巣のターゲットになる
✅ ATMの明細票は残高情報が記載されており、詐欺や盗難のリスクが高まる
レシートはただの紙ではなく、あなたの個人情報の一部です。



捨てる際は印字を消す・破る・こまめに処分するなど、安全な方法を心がけましょう!


レシートを捨てる前にひと稼ぎしよう!お得に活用する方法


レシートはただの紙と思われがちですが、実は捨てる前に「お金に変える」ことができるのをご存知ですか?
最近では、レシートを活用してポイントやお小遣いを稼げるサービスが増えており、上手に活用すればちょっとした副収入にもなります。



今回は、レシートを有効活用する方法と、継続するためのコツを紹介しましょう!
1. レシートを撮影するだけでポイント獲得!
レシートを撮影してアプリにアップロードするだけで、ポイントがもらえるサービスが増えています。
これらのアプリは、レシートのデータをマーケティングに活用するため、私たちはその対価としてポイントを受け取ることができるんです。
✅ 代表的なレシート活用アプリ
- CODE(バーコード&レシート撮影でポイント獲得)
- レシーカ(対象店舗のレシートで特典がもらえる)
- CASHb(特定商品購入でキャッシュバック)
ポイントの使い道も豊富!
✅ 電子マネーやギフト券に交換(Amazonギフトカード、PayPayなど)
✅ 現金化(アプリによっては銀行振込可)
✅ 他のポイントサービスに移行(dポイント、楽天ポイントなど)



たった数秒の作業でポイントがもらえるので、やらない手はありません!
2. 個人は特定されないので安全性は高い
「レシートを送るなんて個人情報が漏れるのでは?」と心配になる方も多いですが、ほとんどのアプリは匿名データとして利用されるため、安全性は比較的高いです。
✅ 安全な理由
- レシート情報は統計データとして処理され、個人を特定されることはない
- アップロード時に名前や住所の入力は不要
- 運営会社は大手企業やマーケティング会社が多く、プライバシーポリシーも明確



ただし、クレジットカード番号や電話番号が印字されたレシートは念のため避けるか、その部分を黒塗りしてからアップロードするのが安心でしょう。
3. タイパを考えないと続かない
レシートで稼げるとはいえ、1枚あたりの報酬は数円~数十円程度。



コツコツ貯めるには時間がかかりそう…。「タイムパフォーマンス(タイパ)」を意識しないと続かないわね。
✅ タイパを良くするコツ
- スーパーのレシートをまとめて登録(1回の買い物で複数の対象商品があると効率UP)
- ポイントの高い商品を狙う(アプリによっては特定商品のポイントが高く設定されている)
- スマホのスキマ時間に登録(移動中やCMの合間にサクッと登録)
無理なく続けることが重要なので、「時間がかかる割にポイントが貯まらない…」と感じたら、一度アプリの利用頻度を見直すのもアリです。
本章のまとめ:レシートを捨てる前にひと手間でお得に!
レシートはただ捨てるのではなく、お金に変えることができます。
✅ レシートを撮影するだけでポイントが貯まる
✅ 個人情報の流出リスクは低く、安全性は高い
✅ タイパを考えながら、無理なく継続するのがコツ



「どうせ捨てるだけなら、少しでもお得に活用しよう!」という気持ちで、ぜひレシート活用を試してみてください!


レシートを活用して家計改善!簡単&効率的なお金管理のコツ


レシートは捨てるだけではもったいない!



実は、家計管理に活用することで、ムダ遣いの発見や貯蓄アップにつながるんです。
特に家計簿アプリの活用は、手間を減らしながらお金の流れを「見える化」するのに最適!
今回は、レシートを使って家計を改善する方法を紹介します。
1. 家計簿アプリのレシート読み取り機能が便利!
家計簿アプリには、レシートを撮影するだけで自動で支出を記録できる機能が搭載されているものが多数あります。



手入力の手間が省けるので、忙しい人でも簡単に家計管理が続けられるのがメリット!
✅ おすすめの家計簿アプリ(レシート対応)
- マネーフォワード ME(銀行・クレカと連携可能)
- Zaim(使いやすく初心者向け)
- ReceReco(レシレコ)(レシート読み取り特化型)
アプリを活用するメリット
✔ レシートを撮るだけで自動でカテゴリ分け(食費・日用品・外食など)
✔ 月ごとの支出がグラフ化され、何にお金を使っているかが一目で分かる
✔ 家計簿をつける習慣がなくても、ほぼ自動でお金の管理ができる
「手書きの家計簿は続かない…」という人こそ、アプリのレシート読み取り機能を活用すると、楽に管理できます!
2. レシート読み取り精度が低いとストレスが溜まる
便利なレシート読み取り機能ですが、すべてのアプリが完璧に認識できるわけではありません。



特に、以下のようなケースでは誤認識や読み取りミスが発生しやすく、かえってストレスになることも…。
✅ 読み取りミスが起こりやすいケース
- レシートの印字が薄い・かすれている
- 長いレシート(スーパーなど)が途中で途切れる
- 文字が手書きされている(飲食店の伝票など)
✅ 対策方法
✔ 読み取り精度の高いアプリを選ぶ(マネーフォワード MEやZaimは比較的精度が高い)
✔ 読み取れない場合は、手動で修正できるアプリを使う
✔ 一度レシートを平らに伸ばしてから撮影する
読み取りミスが頻発すると、「手入力したほうが早い…」となりがちなので、アプリ選びが重要です!
3. 共働き夫婦なら家計簿アプリの共有機能を活用!
共働き家庭では、「誰が何を支払ったのか」を把握するのが難しく、家計管理が曖昧になりがちです。



そこで便利なのが、家計簿アプリの共有機能!
✅ 家計簿アプリを共有するメリット
✔ 夫婦それぞれの支出をリアルタイムで記録・確認できる
✔ 「食費は夫」「光熱費は妻」など、負担割合を把握しやすい
✔ お互いの支出を見える化することで、無駄遣いの防止にもつながる
✅ おすすめの共有機能付き家計簿アプリ
- OsidOri(オシドリ)(夫婦向け家計管理に特化)
- マネーフォワード ME(銀行口座やクレカと連携可能)
- Zaim(シンプルで使いやすい)
「お互いの収支を把握しつつ、プライバシーは守りたい」という場合は、
✅ 特定のカテゴリのみ共有(例:生活費は共有するが、お小遣いは非公開)
✅ コメント機能で、出費の理由をメモできる
といった機能があるアプリを選ぶと、夫婦で無理なく続けられます。
本章のまとめ:レシートを活用して家計管理をラクにしよう!



レシートはただ捨てるのではなく、家計改善に活かすことができるアイテムです!
✅ 家計簿アプリのレシート読み取り機能を使えば、手間なく家計管理ができる
✅ 読み取り精度が低いとストレスになるため、アプリ選びが重要
✅ 共働き夫婦は家計簿アプリの共有機能を活用すると、スムーズに家計管理ができる
日々の支出を把握することで、無駄遣いを減らし、貯蓄を増やす第一歩になります。
今日からでも、レシートを活用して賢い家計管理を始めてみませんか?


まとめ:レシートの捨て方を工夫してプライバシーを守ろう
レシートの捨て方ひとつで、個人情報の保護や家計管理、お小遣い稼ぎまでできることに驚いた方も多いのではないでしょうか?
「ただの紙」と思っていたレシートも、工夫次第で役立つアイテムに変わります。特に、家計簿アプリの活用やレシート買取アプリを使えば、日常の買い物がより賢く、お得になるはず。
捨てる前にひと工夫するだけで防犯対策にもなるうえ、家計改善にもつながるので、ぜひ実践してみてください。
この記事が、あなたの生活を少しでも豊かにするヒントになれば嬉しいです!



最後まで読んでくださって ありがとうございます。FPコラムでは ほかにもお金と生活インフラに関する記事を書いてるので、ぜひチェックしてくださいね!
【執筆者:内田 正雄(Uchida Masao)】
ファイナンシャルプランナー(FP)|住宅ローンアドバイザー|宅建士(資格者)|証券外務員一種
タヌキと出会うのが珍しくない、のんびりした郊外に住む ファイナンシャルプランナー(FP)。横浜国立大学を卒業後、ミサワホームに入社。マイホーム取得という大きな買い物をサポートするためにFP資格を取得。ライフプランを作る重要性に目覚め、住宅ローンの有料相談を展開する保険代理店などで多くの経験を積んだ。豊かなライフスタイルにつながる情報を発信中。